「靴の手入れがくまくできない」「靴磨きはするけど自己流で」という方、実は多いのではないでしょうか。
本格的な靴磨きを学ぶワークショップを開催いたしました。
6月29日のイベントレポートです。
講師は靴磨き職人の安部春輝さん。日本だけでなく世界でも活動されています。
夏でもスーツに身を包んで靴磨きをするスタイル、格好いいですね!
靴磨きの基本から分かりやすく教えていただきました。まずは全体を馬毛ブラシでブラッシングして汚れを落としていきます。
シワはシワに沿って丁寧に。
そして白いクロスを指に巻いて拭いていきます。
クロスが汚れたら巻き直して、ゴシゴシやらず撫でるように、全体的に。クリーナーを少し付けてさらに拭きます。
次にクリームを指で塗っていきます。
つるつるしてるのが、やっていくうちに引っかかる感じになるので、そこがクリームのつぎ足しポイントだそう。
「マッサージするように、指圧みたいに」とのこと。分かりやすいですね!円を描くようにクルクルと。
片足で5、6回に分けて塗ります。
さて、再びブラッシングです。今度は豚毛ブラシ。これはクリームを均等に伸ばす役割です。
ここもシワはシワに沿って。
こちらのお客様のブーツ、実は2年前に当店でお買い求めいただいた物とのこと。
「お手入れが上手くできなくて」と、今回持ってきてくれました。とても大切に履いて頂いていて、感動!
ぜひピカピカにしましょう!
ちなみにブラシを選ぶポイントは、値段は関係なく、上から見て底が見えない、毛が抜けないブラシが良いそう。
そしてワックスを指でつま先から塗ってツヤを与えます。
ここはシワの所より前を塗ります。塗っていくと、すべすべしてたのが引っかかる感じになります。
仕上げに赤いネル生地のクロスで磨きます。ここは「窓拭きのイメージ」とのこと。力加減が大事!
水少しとワックスを付けて、円を描くように。皆さま、かなりいい感じに光ってきました!
磨き終えたら、「パラレル」という紐の結び方も教えていただきました。
買ってきたままの結び方だとだと締まりにくいそう。
結び方を変えるだけで締まりやすく、ほどきたい時にはほどきやすくなるとのこと。知らなかったです!
ようやく完成です!皆さま見違えるくらいピッカピカに美しくなりました。気持ちいいですね!
今回のようにしっかり手入れすれば、日頃のメンテナンスも楽で、1ヶ月くらいは履いても水拭きだけすれば大丈夫だそうですよ。
靴磨きと一言に言っても、工程や作業がたくさんあり、とにかく奥が深い!
本格的にやると時間のかかるお手入れですが、安部さん曰く5、6000足磨けば10分くらいで磨けるようになるそう。長い道のりです。笑
靴磨きは、大切な靴を長く履き続けられるのはもちろん、何よりピカピカの靴を履くのは気分がいいですよね。
私もお気に入りの靴で早速実践してみようと思いました!
広島パルコでは今後も様々なワークショップを開催いたします。イベントページをぜひチェックしてみてくださいね。
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靴磨きワークショップ|イベントレポート
19/07/03
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