私たちの身の回にある、たくさんの「たからもの」

道端の草花や、使い慣れた道具、宝石のようなおかし、そして大切な人や家族。それは人によって様々です。

MUJI BOOKSでは、そんなかけがえのない存在にスポットを当てた新しい特集『すぐそこのたからもの』が始まりました。

今回はその中からのご紹介です。


『メオトパンドラ』
出版社：フォイル　写真：キッチンミノル　詩：桑原 滝弥　税込 2,200円

夫婦の写真、と聞いて想像するものとは全く違う姿でした。「視線は10年後を向くように」と言われ撮影されたというその写真は、ほとんど真顔であったり視線の向きも様々なのが面白い。夫婦とは何なのか？家族とは？生きるとは？写真と言葉から色々考えさせられます。一般書店では流通していないので、ぜひ手に取っていただきたい一冊。


『All about Saul Leiter ソール・ライターのすべて』
出版社：青幻舎　著者：ソール・ライター 税込 2,750円

1940年代からニューヨークの街を撮った写真家のソール・ライター。ファッション、ストリート、ヌード、絵画など、どれもが美しくオシャレでロマンティック！そこに散りばめられたソール・ライターの言葉もまた素晴らしく良いです。写真好きの方にオススメ。


『柴田是真の植物図』
出版社：光村推古書院　画：柴田 是真　編著：黒川 廣子/薩摩 雅登　税込 2,200円

蒔絵、漆絵、絵画などで幕末から明治にかけて活躍した活躍した柴田 是真の下絵集。繊細で美しい植物の数々はどれも素晴らしく、ため息もの！同時にその植物の名前も知れるのも嬉しいです。お花が好きな人へプレゼントしても素敵。


『捨てられないTシャツ』
出版社：筑摩書房　著者：都築 響一　税込 2,200円

Tシャツってその人の個性が出るなぁとは思っていましたが、思い入れのある1枚のTシャツで、こんなにもその人の人生や人となりが浮き彫りになるとは。Tシャツも色々あれば、人生も色々。Tシャツ好きな方にぜひ読んでいただきたいです。


『アンジュール』
出版社：ブックローン出版　著者：ガブリエル・バンサン　税込 1,430円

昔、図書館でガブリエル・バンサンの絵本『たまご』を読んでかなりの衝撃を受け、この絵本も本屋で探して購入した思い出があります。文字も色もない鉛筆画でありながら、とてつもなく感情が揺さぶられます。しばらくその世界観から逃れられなくなる名作。


様々な視点から見た「たからもの」。実はたくさんのたからものに囲まれて生活していることに改めて気付かされるかもしれません。

『すぐそこのたからもの』はOpen MUJIにて展開中。

休憩スペースでも自由に読んでいただけます。ぜひお手に取ってご覧ください。


無印良品 広島パルコ