こんにちは。MUJI BOOKS 広島パルコです。
無印良品 広島パルコの8階エレベーターを降りると、
目に飛び込む巨大な大仏の写真。
みなさまお気付きでしたでしょうか。
よく見ると、掃除をしている人たちがいるのが分ります。
(写真②)
2020年、無印良品は40周年を迎えました。
これに際し、本日から新しい無印良品の企業ビジュアルがスタート。
キャンペーンテーマは「掃除」です。
地球上に生きる人々が、企業や国境、時間までもを横断して
「気持ちいいのはなぜだろう。」という、人類の「生」の根元を問いかけています。
これに合わせ、無印良品から新しい本が本日発売となりました。
『掃除 CLEANING』
発行:株式会社 良品計画
企画・アートディレクション:原 研哉 写真:上田 義彦 税込 2,750円
(写真③)
掃除は、私たちの日々のくらしの中ではあたり前に行われるもの。
でも国や環境が違えば、掃除の仕方だっていろいろ。
この本では、世界の様々な掃除の写真を504ページにわたって紹介しています。
海岸、水族館、船、飛行機、楽器、高層ビル、車、道路、コンサートホール、図書館。
掃除は世界中のいたるところで毎日行われています。
また、掃除方法も、はたく、掃く、磨く、ととのえる、など多種多様。
例えば冒頭で紹介した東大寺の大仏の掃除は「お身拭い」と呼ばれます。
大仏の清掃だけに留まらず、心身の鍛錬として、また浄化の意味もあるのだとか。
本当に世界は広く、掃除だけ取っても知らないことばかり。
見たこともなかった様々な掃除風景、その全てに発見がありました。
掃除は誰にとっても日常であり普遍的で、長い歴史の中でも変わらず行われてきたもの。
そんな掃除の風景は、何だか見ているだけでも気持ちよく、清々しく感じます。
これらの世界の掃除シーンは2019年に撮影されています。
COVID-19が世界を席巻する前のことです。
文化や文明を超えてごく普通の営みである掃除。
その中にヒトの本質が潜んでいるのではないかと考えてのことでした。
今年、私たちのくらしは大きく変わってしまいました。
この本を見ると、あたり前で普通の暮らしがどんなに素晴らしいことかと感じずにはいられません。
どんなに世の中が変わっても、技術が進んでも、掃除は私たちの生活を作る一部。
ただきれいにする目的だけでなく、その行為は私たちの心も豊かにしてくれている気がします。
私たちが生きる上で共にあり続ける行為「掃除」。
今改めて、目を向けてみませんか。
無印良品 広島パルコ
新館 8F無印良品
世界の掃除をみてみよう|MUJI BOOKS
20/08/29
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