無印良品は、2020年に40周年を迎えます。
の無印良品40周年のアーカイブが書籍になり、本日発売になりました。
『MUJI IS 無印良品アーカイブ』
発行:株式会社 良品計画 著者:くらしの良品研究所 税込 1,760円
1980年に始まった無印良品。
たったの40品目からスタートし、今や7000品目を超えるまでとなりました。
その品々の生存理由を点検し、できたのがこの『MUJI IS 無印良品アーカイブ』。
この本では、無印良品の一品一品がどういう思いで作られたのかを「15の動詞」で整理して章立てました。
誕生から現在に至るまでの中から約460アイテムを選出して紹介しています。
それは例えばこんなもの。
【引く・省く】
徹底して無駄を省いた、引き算のものづくりから。自然の恵みや持ち味を、あるがままに生かしています。
『洗いざらしシャツ』は、見栄えを良くするためのアイロンがけをしていません。最初から着なれた風合いにすることで素材の良さが見えてきます。
【寄りそう】
困ったときに傍にいて、そっと背中を押してくれる友人のように、日々の暮らしに寄りそう存在でありたい。
忙しい人の毎日の食事をサポートするために開発されたのが、冷凍食品シリーズ。
化学調味料を使わず、手軽においしく味わえる人気商品です。
【試みる】
数えきれないほど「試み」を重ねてきた無印良品。
ものだけにとどまらず、今は地域再生など社会的な課題解決に向けての試みもしています。
高齢化により維持管理が困難になっていた千葉県鴨川市の天水棚田。
都市に住む人たちと共に保全したいという思いで、くらしの良品研究所は「NPO法人うず」と共同して「鴨川棚田トラスト」を立ち上げ、農業体験を行う活動を始めました。
これをきっかけに各地で棚田の保全活動は広がっています。
広島パルコでも、昨年から安芸太田町の井仁の棚田の一部をお借りして米づくりを体験しています。
ここでも同様に高齢化で人口が減少し、美しい棚田を維持することが困難な現状です。
都会に住む人にも井仁の棚田を訪れ、その素晴らしさを知っていただくため、私たちは今後も地域の方々と共に活動を続けていきます。
無印良品は生活者の視点に立ち、お客さまに納得、共感していただけること目指して商品を作り、活動をしています。
それぞれの成り立ちに、無印良品ならではの理由があるのです。
昔使っていた無印良品のあんなもの、今愛用しているこんなもの。
行ったことのあるあの場所、あの店舗。
それらが生まれたわけや思いを知ると、驚きや発見と共に、なんだか一つ一つが愛おしく見えてきます。
きっとこの本から、無印良品のことがもっと見えてくるはず。
皆さまの暮らしと未来に繋がっている、無印良品を感じていただける一冊です。
無印良品 広島パルコ
新館 8F無印良品
MUJI IS 無印良品アーカイブ|MUJI BOOKS
20/10/16
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