山県郡安芸太田町にある『井仁の棚田』は、広島県で唯一農林水産省の棚田百選に選定された、まさに日本の原風景と言えるとても美しい棚田です。
無印良品では、この井仁の棚田の一部をお借りして、昨年の春から米づくりを体験しています。
先日稲刈りを行ってから3週間経ちました。次は脱穀です。
今回は私たちの田んぼを含め、3枚分の田んぼを脱穀してきました。
しっかり干した稲は、水分が抜けて一回り小さくなっていました。いい感じです。
脱穀に使うのはコンバイン。稲の束をコンバインへどんどん送り込みます。
送り込まれた稲は、藁と籾(もみ)に分けられます。
一部の藁は神社のしめ縄にするとのことで、籾をとった後の藁は束ねておきました。
残りの藁は全て裁断され、コンバインの反対側から噴射されます。
裁断された藁は、田んぼに撒きます。
お米が収穫される頃の田んぼは、栄養分が稲に吸収されて痩せた土になっています。
こうすることでまた土に栄養を蓄えることができるのです。うまく循環してますよね。
籾は藁と分けられて、袋に入っていきます。
今年もたくさんのお米が収穫できました。
この後、籾摺りをすると玄米に、さらに精米すると白米になります。
前回の稲刈りに続いて、脱穀でも筋肉痛に。
こんな不慣れな私たちで力になっているのだろうか、と思っていましたが、
「やっぱり人手があると全然効率が違うよ。」と地元の方に仰っていただき、ほっとしました。
農業は体力仕事で大変ですが、この景色の中、汗を流して働くことはやっぱり楽しいなと改めて感じました。
来年こそはお客さまも一緒に、一から米づくりを体験してこの感覚を味わっていただけたらなと思います。
今後もこちらのfrom MUJIで地域情報を発信いたしますので、お楽しみに。
無印良品 広島パルコ
新館 8F無印良品
井仁の棚田で米づくり≪脱穀編≫|地域情報
20/11/01
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