こんにちは、広島パルコです。
本当に暖かくなってきましたね。
今日は路上の隙間のタンポポがつぼみになっていて
もう咲く時期なんだなって実感しました。

さて本日は地域での活動のお話です。
無印良品広島パルコでは2年前から安芸太田町の井仁の棚田にて稲作を始めています。
「井仁の棚田」は広島県で唯一日本の棚田百選に選ばれています。
景観もとても美しく、また寒暖差があり厳しい環境なので
とっても美味しいお米ができます。

このような美しい棚田ですが
耕作放棄や人口減少などで跡継ぎがいなく、景観を維持するのが難しくなってきています。
この問題に直面した私たちは井仁の棚田の方々の役に何か立てないかと思い、
この棚田でお米作りを始める事にしました。

昨年収穫したお米。
もともとは地域のイベントでご用意しようと計画していましたが、
コロナウイルスの影響で中止となりました。

このままでは精米からお時間が刻々と経ってしまいます。
このお米を少しでも早くご提供できる機会を作りたいと思い、この度店内にて販売を始めました。

私は昨年お米作りを体験してとても大変なお仕事だと実感いたしました。
天候により、予定通り進まないこと。
効率よくやらないと終わらないこと。
腰をかがむ体勢も大変ですが、稲穂を干すための竹を運ぶ重さや機械を細い棚田の道に入れる難しさも経験しました。
そんな作業を棚田の皆さまにお教えいだだきながら今年のお米ができました。

数量が限られますので、ずっとご用意できるわけではないのですが
一度目に止めていただければなと思いこちらでお話させていただきました。
そして、是非井仁の棚田を訪ねてみてください。


無印良品　広島パルコ