こんにちは。無印良品 広島パルコです。
広島パルコでは『広島つながる商店』と題して、
広島で活躍されているヒトや、たくさんの方に知っていただきたいコトを
ご紹介する販売会などを行っています。
先日4月29日は、苔テラリウムをつくる
オンラインワークショップを開催いたしました。
講師は「さんけん(三段峡-太田川流域研究会)」の代表を務める本宮炎さん。
三段峡は市内からも遠くない場所でありながら、
人の手が加わっていない自然のままの森林や澄んだ川など、
とても豊かな自然に溢れています。
さんけんさんでは、三段峡・太田川流域の環境保全、
また地域の自然や歴史文化を伝える取り組みをされています。
無印良品では2019年から、三段峡のすばらしい魅力を、
街に住む人にもっと知っていただきたいという想いから、
本宮さんたちと一緒に様々なイベントを行ってきました。
その中で知ることになったのが、苔の魅力です。
今回のワークショップは、そんな苔を通して自然を身近に感じていただける、
かわいい苔テラリウムづくりです。
使った苔は、タマゴケ・フデゴケ・トラノオゴケ・
シノブゴケ・スナゴケの5種類。
器には『重なるアクリルテスクトップボックス・中・ハーフ』、
『重なるアクリルデスクトップボックス用フタ』を使いました。
砂を敷いたら、まずは背の高いタマゴケから。
背が高い苔を中心に入れるとバランスがいいそう。
小石や木の欠片などを入れると苔が安定して、雰囲気も出ますね。
本宮さんに教わりながら、周りに他の苔も入れて行きます。
茶色い所は、苔が朽ちて土になった部分。
ここは見えない方がきれいなのではさみでカット。
苔って実は根がないので、土から栄養を吸収するのではなく、
水分と日光で生きているんです。
石の上でも生きているのはそういうことなんですね。
目玉のような胞子嚢がついているタマゴケ。
筆のように細い葉が伸びるフデゴケ。
虎のしっぽみたいにフサフサしたトラノオゴケ。
苔の見分けってなかなか難しいですが、こうして聞くと名前にもちゃんと意味があることが分かるし、おもしろいですよね。
ここでちょっと、『タグツール・ルーペ』を使って苔を観察。
スタッフも「わぁ、すごいっ」と思わず声を上げてしまいました。
ルーペで覗いた時の苔のミクロの世界はびっくりする程美しいんですよ。
三段峡に行く時は苔をルーペで観察、これかなりおすすめです。
最後に霧吹きでたっぷり水をあげて、完成。
とってもかわいい苔テラリウムができました。
オンラインで参加者の皆さまにも質問していただきながら、
楽しく和気あいあいとしたワークショップになりました。
皆さま、苔や三段峡にもとても興味が湧いた様子でした。
三段峡には約300種類もの苔が生息しているそうです。
これから三段峡は散策するのも気持ちいい季節。
この時期しか見れない花もあるそうですよ。
このおたよりをご覧になった皆さまも、
ぜひ三段峡に足を運んでいただけたらうれしいです。
無印良品 広島パルコ
新館 8F無印良品
広島つながる商店『苔テラリウムをつくろう』|イベントレポート
21/05/13
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