こんにちは。
いつもつぶやいている店長です。
今回は広島パルコで販売をはじめたコンポストのお話です。
コンポストとは?
『堆肥(compost)』や『堆肥をつくる容器(composter)』のことです。
家庭からでる生ごみなどの有機物を微生物の働きを活用して発酵・分解させ堆肥に変えること
昔から伝承されている日本の大切な知恵のひとつです。
かつては人と自然が共生する循環型の生活があたりまえに根付いていたのですね。
ずっとコンポストをお店で販売して、循環型の暮らしをお客様と共有が出来たら良いなぁと思っていたところ、今回ご縁があってステキなコンポストと出会うことができたので、広島パルコのお店で販売をすることになりました。
その名も『せとうちコンポスト』です。生原商店さんで作られています。
https://ikuhara-shop.myshopify.com/pages/
このコンポストは広島のたくさんの方々の想いが詰まっているステキなコンポストになるのですが、
今回はそんなコンポストのなかみの物語をご紹介をしていきます。
1) 安芸太田町の『葦(よし)』
こちらは広島パルコでもおなじみのイベント、『三段峡野外博物館ツアー』でもお世話になっている安芸太田町の本宮さんです。(写真②)
https://sanken-hiroshima.org/
葦は、水辺に密集して生育する植物です。
水の浄化作用が高く、水中の窒素やリンを吸収するため、昔は田畑の肥料として使われていました。
しかし、化学肥料が発達し、葦が活用されなくなったため、葦は河川で放置され、茂りすぎていている状態です。
それは生態系への影響や、子供たちが川で遊べなくなってしまっている現状につながっています。
適度に葦を刈って堆肥づくりに活用することで、生態系を維持しながら、子どもたちが水辺で遊べる場所も確保しています。
そんな『本宮さんの安芸太田町の葦』の物語でした。
2) 三次市の『もみ殻くん炭(もみがらくんたん)』
こちらは『もみ殻くん炭』の可能性を探求されている三次市の牧さんです。(写真④)
炭よいプロジェクト
https://www.sumiyoipjt.com/
お米を収穫したあとに大量に廃棄され行き場に困る『もみ殻』。
この”お困りモノ”を、炭という”お宝モノ”にして有効活用したいと思い作ったのが『もみ殻くん炭』です。
もみ殻くん炭には、消臭・防虫効果のほか、酸性化した土壌を中和し、微生物が好む環境をつくる力があります。
また、土中に埋めることで大気中に放出されるCO2を削減をすることができます。
そんな『三次の牧さんのもみ殻くん炭』です。
まだまだご紹介したいのですが今回はこのあたりで終わりにしたいと思います。
第2回をどうぞお楽しみに。
さて、この『せとうちコンポスト』ですが、広島パルコの8階フロアで販売中です。
この『せとうちコンポスト』に使われているのは、「葦」「もみ殻くん炭」「瀬織」という広島県内の自然素材です。
また、セットの中に堆肥づくりに使う「ブルーシートバッグ」「米袋バッグ」があります。
これらはすべて、余剰で放置・廃棄されていたり、電気や石油などのエネルギーを使って処分されたりしているものを、自然に負荷をかけずに有効活用したものです。
コンポスト初心者の方にも生原商店さんの方で、相談窓口を作っていただきました。
土づくりに迷ったり、わからないことがあっても、気軽に相談ができるようになっています。
まずはできることから。
お家であかるく楽しく、循環型の暮らしをはじめてみませんか?
無印良品 広島パルコ
新館 8F無印良品
コンポストはじめました①|店長のつぶやき
21/09/27
11