こんにちは。
いつもつぶやいている店長です。
今回もコンポストのお話しです。
実は家庭から出る燃えるゴミの4割が生ごみなんだそうです。
そして、生ごみ1トンを焼却するために760ℓの助燃材(重油)が必要とされていて、
生ごみを捨てるということが、環境に対する負荷につながっているんだなあと思います。
でもやっぱりくらしていく中でゴミは出てしまうモノなので、何かできないかなあと思っていました。
そこで出会ったのが、この『せとうちコンポスト』です。
『生ごみなどの有機物を微生物の働きを活用して発酵・分解させ堆肥に変えること』
それを毎日のくらしの中で楽しみながら行うことで、いつのまにか自然と生ごみが減っている。
そんな風になったら良いなと思っています。
今回はそんな『せとうちコンポスト』の物語の第2幕です。
せとうちコンポストのセットの中身ついてご紹介していきます。
前回の①はこちらです。
https://www.muji.com/jp/ja/shop/045653/articles/other/809636
3)東広島市の『堆肥用ブルーシートバッグ』(写真②③)
こちらは東広島でアップサイクルに取り組まれている『工房こどもノか』吉田さんのBAGです。
東広島のハウスメーカーから、新築の戸建ての際に使用されたブルーシートを譲り受け、新たなる命を吹き込むことによって、廃棄されるブルーシートがバッグとして生まれ変わりました。
日本には『縁起をかつぐ』という言葉があります。
昔から慣れ親しんできた文化です。
現在、新築を建築する際に使われるブルーシートは縁起をかついで、一回使っただけで廃棄されてしまうそうです。
ブルーシートは軽く、丈夫で、撥水性が高い優れた素材なので、吉田さんはそれを何か活用できないかと、ブルーシートバッグは生まれました。
10メートル四方もあるブルーシートを、洗浄・消毒し、裁断して、新品の生地の何倍もの手間暇をかけて製作されてます。
このコンポストに最適な素材であるブルーシートバッグに通気口を設け、虫や雨の侵入を防ぐために止水ファスナーをつけて、『せとうちコンポスト』の中にセットとして入れました。
コンポスト用のバッグなのですが、普通にバッグとしても使っていただける優れものです。そのためバッグだけの販売も行っています。
4)東広島市の『熟成用米袋』(写真④⑤)
こちらも東広島でアップサイクルに取り組まれている『infinity』の又吉さんの熟成用の米袋です。
又吉さんは、酒どころの東広島の金光酒造さんの酒米の米袋と、水田の減少を食い止め、お米の消費拡大を考えて取り組まれている三原市のおこめん工房さんから、廃棄してしまう米袋を提供してもらいながら作品を作っています。
ゴミとなるものをきれいに拭いて製作しているので、ゴミを減らし、地球環境への負荷を減らすことにつながっています。
熟成用の米袋ですが、30キロ用の米袋は、紙が3枚仕立てになっていて軽くて丈夫です。それに土を入れると米袋が水分を適度に吸い取り、ゆっくりと土の熟成を促し、良質な堆肥へと導いてくれます。
そんな米袋は『せとうちコンポスト』のセットに入っています。
コンポストでなくても使えそうな米袋だけでの販売もありますので、いろいろと活用方法を考えてみて下さい。
吉田さんも又吉さんも、「モノを捨てる前に使えることが無いか、アップサイクルやリサイクルができないかと興味を持って欲しいんです。
環境を意識した行動を、少しずつでも一人一人が取り組めば、もっと大きな力になると信じています。」とおっしゃいます。
まずはコンポストをはじめることで、毎日のくらしの中で少しずつ生ごみを減らしてみませんか。
この『せとうちコンポスト』に使われているものは、すべて余剰で放置・廃棄されていたり、
電気や石油などのエネルギーを使って処分されたりしているものを、自然に負荷をかけずに有効活用したものです。
コンポスト初心者の方にも生原商店さんの方で、相談窓口を作っていただきました。
土づくりに迷ったり、わからないことがあっても、気軽に相談ができるようになっています。
『せとうちコンポスト』は広島パルコの8階で販売中です。
ぜひ、手に取って見てみてください。
無印良品 広島パルコ
新館 8F無印良品
コンポストはじめました②|店長のつぶやき
21/10/05
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