こんにちは。MUJI BOOKS 広島パルコです。
子どもの頃の夢って何だっただろう。
やってみたかった憧れの職業。仕事で感動したこと。
働くことは日常であり、改めて考えることってなかなかないかもしれません。
今日は、MUJI BOOKS広島パルコに新しく入荷した、働くことにまつわる本のご紹介です。
『a sweater.』
発行:ホホホ座浄土寺店 企画・取材・撮影:渡邊 香織 税込 1,110円
広島で編み物作品の制作や、少人数の編み物教室も行っているHOLY’S 保里 尚美さん。
2020年に出版され、MUJI BOOKSでも販売している保里さんの『働くセーター』という著書があります。
→『働くセーター』をご紹介したおたよりはこちら
https://www.muji.com/jp/ja/shop/045653/articles/mujibooks/667476
セーターの語源は「sweat(汗)」。
かつてイギリスの漁師が船上で着ていたようにセーターは働く現場で着るための仕事着でもあります。
「人が働く姿こそ、美しい。」
保里さんは労働に耐え得るセーターを作りたいと思い、できたのが「働くセーター」でした。
編み図の紹介に加え、広島で実際に働く人たちが仕事着として着る働くセーターは、その人に馴染み、実用的でありながらも佇まいは美しく、たまらなくかっこいいのです。
今回ご紹介する『a sweater.』 は、ホホホ座浄土寺店での保里さんの展示に合わせて制作されたZineです。
保里さんの広島の編みもの教室の生徒さんと友人であったMUJI BOOKS京都山科の渡邊さんの企画によりつくられました。
『働くセーター』での広島の人たちの姿のように、書店やパン屋さん、作家さんなど京都で働く人たちが保里さんの働くセーターを着て、仕事をする風景が並びます。
また、ここでは「働くこと」をテーマに、それぞれに10の質問を投げかけています。
知らず知らずに親の影響を受けていたり、子どもの頃の夢は叶っていなくても今の自分い不思議と繋がっていたり。
どの人も読んでいて興味深く、おもしろい。
そして共通するのはみなさん好きなことを仕事にしていること。
だからオンオフの切り替えも必要なかったり、そもそも働いていると思わないのが楽しむ秘訣だという人も。
何気ない質問にもその人の足跡や、人となりが見えてくるようでした。
そこに一緒に添えられるのは、それぞれの働く手の写真。
気付けば自分の手をまじまじと見つめ、「私にとってはどうだろうか」と思わず考えてしまいました。
この本をきっかけに、「働く」ということに改めて向かい合ってみると、きっとおもしろい発見があるはず。
『働くセーター』『a.sweater』共に店頭でご覧いただけます。
ぜひ店頭でお手に取ってみてくださいね。
MUJI BOOKSはこちら
https://www.muji.com/jp/ja/shop/045653/articles/mujibooks/667476
無印良品 広島パルコ
新館 8F無印良品
『a.sweater.』 で考える、働くこと。|MUJI BOOKS
22/02/05
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