無印良品にはアドバイザリーボードという組織があるのをご存知でしょうか。
アドバイザリーボードはクリエイターによって構成されており、
無印良品としての考え方を常に検証しています。
日本を代表するプロダクトデザイナー、深澤直人さんもその一人。
無印良品のアドバイザリーボードとして、数多くの商品開発やプロジェクトに参加。
無印良品を支える大きな存在です。
その深澤直人さんの新刊がMUJI BOOKSに入荷いたしました。
『ふつう』
出版社:D&D DEPARTMENT PROJECT 著者:深澤 直人 税込 2,530円
本のタイトルは『ふつう』。
「ふつう」という言葉は深澤さんにも頻繁に使われ、また深澤さんが作られる物のテーマとしてもあるもの。
本の中では、生活の中にある様々な物や、自身の体験したことを起点として、様々な「ふつう」が掘り下げられていきます。
本を開くと、そこに綴られるのはイス、車、音楽、高層ビル、人の表情・・・と多岐に渡っています。
中には無印良品の製品についても。
深澤さんは、ジャスパー・モリソンさんのデザインしたカトラリーシリーズを「みんな幸せの形をしてる」、森正洋さんの白磁の器類も「単純なかたちなのに奥深い味わいがある」と表現しています。
無印良品の商品について、多くの人が感じるであろう“シンプル”というイメージ。
とても自然であり、さらっと作られたようにも見えるかもしれません。
しかし、実はデザイナーの卓越したスキルと経験なしには出来ない、
とても緻密に丁寧に考えられたものなのなのです。
私自身も、普段何気なく毎日使っている無印良品の商品。
それはただの「ふつう」ではなく、ずっと一緒にいたいと思える「ふつうを極めたもの」。
深澤さんの言葉を読み、改めて噛み締めました。
今はコロナウイルス感染拡大の渦中。
「異常な時でないとふつうのよさはよくわからない」という深澤さんの言葉が胸に刺さります。
今こそこの本を手に、改めて身の回りの「ふつう」について考えてみませんか。
無印良品 広島パルコ
新館 8F無印良品
深澤直人さんが考える“ふつう”とは。|MUJI BOOKS
20/08/31
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