TEA FACTORY GEN茶葉

TEA FACTORY GEN

茶葉

茶を沸かすほどの熱い想い

TEA FACTORY GEN

「喫茶」や「お茶しよう」などのフレーズは残っていても、昨今のコーヒーブームの陰にお茶は追いやられている。しかし、実はコーヒーよりも多く、水に次いで世界で2番目に飲まれているのが「お茶」だということをご存知だろうか? コーヒーのサードウェーブ同様、今、世界でお茶の文化にも新しい波が押し寄せはじめている。

広島県のおへそにあたる、世羅という場所に茶畑を持ち、無肥料、無農薬での茶葉の栽培から製造、販売までを行なっているお茶屋さんがある。TEA FACTORY GENさんだ。

TEA FACTORY GEN

オーナーの高橋玄機さんは学生時代にたびたび海外へ旅に出ていた。旅先でのコミュニケーションのなかで、自分が日本の文化を知らない、語ることができないということに気づいた。その経験から日本文化への理解を深めていこうとする過程で、次第に千利休のわび茶や茶の湯の世界に引き込まれていく。茶道の教授になりたくて、花道の教授をしていた祖母に相談をしたところ「あれはお金持ちの人たちがやるものだから」と言われ断念。それでも、誰よりもお茶が好きだという自負を持って創業300年を誇る京都のお茶の老舗に就職した。

長く茶葉の販売に携わってきたが、誰がどんな場所で、どんな想いで作っているのかも知らないことに違和感を覚え、生産者の事を知るためオーガニック農法で茶葉を栽培する日本有数のお茶農家に転職し、鹿児島へ。

当時はオーガニックが一番素晴らしい農法、自分も仕入れるなら有機のお茶だと思っていたが、いざ有機農法の現場に立ってみると、高橋さんの目には有機で在るために生産工程で無理をしているように映った。そして今度は自然農法を勉強するために長野へ。それから全国各地の自然農法のお茶農家を見学して回るなかで、「あれ? これ、もしかしたら自分でもできるんじゃないか?」という想いが芽生えた。そんな時に地元広島の世羅でたまたま茶業の耕作放棄地に出逢い、茶葉の栽培をはじめた。そして2016年春、ついにTEA FACTORY GENをスタートしたのだ。

TEA FACTORY GEN
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今回CHRISTMASズキューンMARKETに出品するのは、高橋さんたちが今一番力を入れている、広島在来茶シリーズ。世羅の茶畑を無肥料、無農薬で栽培し、製茶、販売までを一貫して行っているお茶だ。ブレンドが主流の茶業界の中で、タネから育てられたお茶は全体の3%しかないそうだ。その貴重なお茶には世羅でしか出せない味と香りが宿る。

「まだまだお茶の業界は発信する人が圧倒的に少ない。」と語る高橋さんには、「もっとお茶がたくさん作れるようになれば別ブランドで若い人たちに響くようなものも作りたい。かつて千利休が茶の湯の世界を世に広めたように、かっこいい提案の仕方を考えていきたい。」そんな茶を沸かすほどの熱い思いがある。

日本には「日常茶飯事」という言葉があるように、かつては友人とのおしゃべりや家族団欒、客人のおもてなしなどで日常に「お茶の時間」があった。広島には素敵な川土手がたくさんある。敷物敷いて湯を沸かして友達とお茶を淹れてブレイクタイム。そんな風景があっても良いのでは?

個人的には「娘をよろしくの新米」と「TEA FACTORY GENの煎茶」のランデヴーでお茶漬け。そんな愉しみ方を思いついてしまい、ズキューン!ときている。

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