92-NINETY TWO-靴磨き

SPECIAL#03

FASHION meets LOCAL

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靴磨き

革靴浪漫飛行

92-NINETY TWO-

いつからだろう。街なかで靴磨きのお店を目にするようになったのは。

そもそも日本における靴磨きは流しの露天商スタイルが主流で、戦後の社会の貧困を背景に、都心部には「シューシャインボーイ」と呼ばれる靴磨きを生業とする少年らが溢れていたそうだ。そんな「路上で」というストリートカルチャーのイメージの強い靴磨きだけれど、時を経て靴磨き文化は洗練を重ね、今ではバーテンダーさながらにスーツを着こなし、カクテルを作るような美しい所作でカウンター越しに靴を磨くスタイルへと進化した。

そんなカウンタースタイルの靴磨きの店を中四国で初めてオープンさせたのが「92-NINETY TWO-」のオーナーである安部春輝さんだ。2016年に25歳という若さで起業。今ではエディオン蔦屋家電店と本通りにあるBEPPIN-TEN本店内の二箇所に靴磨きと靴修理、靴の販売をメインとするお店を構えている。

92-NINETY TWO-

阿部さんが靴磨きに触れたきっかけは、20歳の頃に革靴を好きになり、それを大切に履きたいという想いから。あくまでも靴磨きは大切な靴をケアする趣味の延長だと思っていたけれど、ある時靴磨きを生業としている人たちの存在を知り、「自分にもできるのでは?」と、知識と技術を深めていったのだとか。その気持ちを磨いて磨いて輝かせ、やがてそれが今の生業となったのだ。

安部さんは「物を大事にするというところに浪漫があると思う」と語る。

「革靴はちゃんとケアをしてあげれば自分の人生と同じくらい長く履けるものなんですよ。長く履かれている靴にはその人の人生が写っている気がします。靴は人の人生を映していく鏡かなと。そんな人の人生を支える足元を自分達が手をかけて綺麗に磨いて送り出す。そのお手伝いをしてるんです。」

靴磨きを通して磨かれるのは履く人の人生である。浪漫あふれる彼の想いが、多くの「92-NINETY TWO-」ファンの心をズキューンと射抜いているのだ。

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そんな靴磨き界のロマンチストがお勧めするのは、紳士の国イギリスでも多大なる販売実績を誇る日本の靴下ブランド「Ayame Socks」。本来クリスマスプレゼントを入れる役目を持つ、靴下をプレゼントにするとはなんとも粋な計らいである。この度は安部さんが靴磨きを志すきっかけとなったお店「Brift H」など、Ayame Socksが選んだ五社とのコラボソックスが登場するようだ。

そして、今回「92-NINETY TWO-」スペシャル限定セットとして彼らが厳選したフランスの革靴ケア用品ブランドのSAPHIRの靴磨きセットもズキューンマーケットに登場。素人の方でも「磨いたぞ」という達成感を覚えられるような使いやすいセット。更にブラシはSAPHIRが安部さん監修のもと、日本のメーカーとの初のダブルネームとしてコラボしたもの。SAPHIRと広島が誇る熊野筆の技術の粋が込められた魂の一品に仕上がっているようだ。

フランスのことわざに「素敵な靴はあなたを素敵な場所に連れて行ってくれる」という言葉がある。靴を磨くこと、足元を整えることでその人の気持ちも磨いてあげられる。そんな素敵なプレゼントはいかがですか?

Shop
広島市中区本通3-8
BEPPIN-TEN本店内2階
Web
https://www.92ninetytwo.com
@92_ninetytwo_hiroshima
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