僕らの日々のためのコーヒー
ブルーボトルコーヒーの上陸とともにコーヒー界には「サードウェーブ」の時代が到来。ここ10年ほどの間に豆や焙煎にこだわりを見せるコーヒー屋が次々に登場しはじめ、気がつけば街中はコーヒー屋の群雄割拠。これはコーヒー好きにとって嬉しいことこの上ない時代だ。
BASKING COFFEEの本店は福岡にあって「おいしいコーヒーをもっと気軽に楽しんでもらいたい」というテーマを掲げ、敢えて街中の喧騒から少し外れた住宅地に店を構えている。そのお店で4年間修行されたタツヤさんは1年半前に地元広島に戻り、お店のコンセプトに忠実に、街中から少し離れた宇品に広島店をオープンさせた。
アパレル業界で働いていたというタツヤさんは、ある時から「流行」や「トレンド」というある意味では刹那的なファッションの側面と、自分の「生涯の仕事」についてふと考えるようになったという。やがて、ファッションは今まで通り楽しみながら生涯の仕事として何か別の仕事をしてみたいと思うように。そんな中、コーヒーカルチャーが盛んな福岡で、元々好きだったコーヒーの世界に魅了されていく。そして、「大好きなコーヒーなら毎日のものでもあるし、ずっと続けていけそうだ」と地元広島でコーヒー店を開く事を決意。アパレルの仕事を辞め、BASKING COFFEEに入社した。
「流行」という面では今やコーヒー業界も多様化が進み、日夜様々な試行錯誤の元に新しいコーヒーが生み出されている。そういった動きとは対照的に、BASKING COFFEEはあくまでも日々のコーヒー、その「基本」をよりよくすることを突き詰めていくことに磨きをかけている。「まずはコーヒーを好きになってもらえるよう、お店で一杯の美味しいコーヒーを淹れるところから。そしていつか、広島店独自で自分が焙煎したコーヒー豆を自宅で楽しむ日常を過ごしてもらうというのが僕たちのゴールなんです。」そんな長期的なビジョンは、とてもタツヤさんらしいと思った。
「お店をはじめて一年半。まだまだ自分が目指しているところとは程遠いですが、僕らができるのはきっかけづくりだけで、来てくださるお客様のグルーヴっていうんですか(笑)? お店の空気感って皆さんがつくってくださるものだと思うので。福岡のお店のように地域の方々に愛されるお店になるように頑張っていきたいです。」
少し照れながらも真摯に語るその姿を見ると、宇品に引っ越してこの店に通いたいと思ってしまった。これからじっくりコーヒーを落としていくように時間をかけてお店と地域の関係性を深めていく様子が目に浮かぶ。
今回、オンラインマーケットに出品するのはBASKING COFFEEオリジナルのティーパックタイプで簡単に飲めるコーヒーバッグだ。「豆だと淹れる道具を持ってない方も多いので」そんな気遣いが嬉しい。師走が近づき忙しい日々に追われる人も多いでしょう。そんな時にこだわりの焙煎コーヒーを手軽に淹れてホッと一息。あなたの毎日にそっと寄り添ってくれる。そんなプレゼントはいかがですか?
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